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JSAF英語力UPアドバイス

はじめに

JSAFのホームページを見ている方の多くの方が海外の大学で勉強してみたいという大きな夢を持っていると思います。留学というのは人生のターニングポイントであり、これからの人生において金銭的にも時間的にも大きな専攻投資です。留学を実現するにはまず、資金、時間の確保はもちろんですが、ほとんどの人が最初に超えなければならないのは"言葉の壁”つまり英語力のアップです。このシリーズは留学したいけど、英語に自信がない、どうやって勉強すればいいかわからない、という人のためにJSAFのホームページ上で、微力ながら英語学習のアドバイスを通してより多くの方々の夢の後押しが出来ればと思っています。


2009年7月/第1回コラム語学の習得はスポーツと同じ!        
<語学の習得はスポーツと同じ!>

あるスポーツ番組を見ていて、大リーグで長年活躍しているイチロー選手の特集をしていました。彼は毎日、ハードな試合の後でさえも日々の日課として筋力トレーニングを行っていました。イチロー選手と言えば走攻守どれをとっても超一流の技術をもった日米を代表するトップアスリートです。彼のテクニックや試合での素晴らしいプレーの数々は日々の基礎的なトレーニングに裏付けされたものであることに対して疑いの余地はありません。これを見ていた私は英語学習にもこの姿勢は応用できるのでないかと思うようになりました。例えば、単語の暗記、発音の確認、文法の学習というのはスポーツでいうところの基礎体力にあたります。そして、実際の大学でのディスカッションやレポートの作成はスポーツでいうところの試合にあたります。どんなに高度なレポート作成の技術やディスカッションの技術を学んだとしても、英語の基礎体力がなければ試合(大学授業)でせっかく学んだテクニックを使いこなすことはできません。この意味で、語学とスポートといのは非常に似ているものだと言えます。しかし、語学の習得とスポーツには決定的な違いがあります。スポーツの世界では、イチロー選手のように特別な才能が必要であることは否めません。しかし、語学に関しては、違います。語学はトレーニングの仕方次第で誰でも“トップアスリート”になることができます。この文を読んでいるということは皆さん全員が既に日本語を使いこなす能力を持っています。つまり、人間には生まれながらにして、語学を習得する“才能”が備わっているということです。

<自宅は語学学習のトレーニングジム>

 

日本に住んでいると、日常的に英語を使うこともありませんし、せいぜいまれに外国人観光客の方に道を聞かれるのが英語との些細な関わりです。だからといって安易に英語圏の国に語学留学するのは時間とお金がかかり過ぎます。ではどうすればよいのでしょか?ずばり、ないものは作ればよいのです。毎日意識的に英語に触れる機会を作ることができればこの問題は解決します。もちろん、英語圏の生活のように日常全てが英語という環境は作れません。

しかし、ポイントを絞って何をどのようにトレーングすればよいのかを明確にすることが大切です。毎日英語に触れなければならないから英語のCDを毎日ただひたすら聞くといういのも一つの手かもしませんが、これではまだまだポイントが明確ではありません。日本にいる間は基礎体力作りをメイン行うことが大切です。つまり、スポーツでいうところ筋力トレーニングです。例えば、腕立て伏せは誰でも一度はしたことがあると思いますが、これは同じ動きを何回も繰り返して腕の筋肉を鍛えていくという非常に単純な反復運動です。これを繰り返すと実際に様々なスポーツのテクニックを身につけるための基礎が身に付きます。日常的に英語を使う機会(試合)がないのであれば、日本にいる間は基礎的なトレーニングに時間を割くことお勧めします。つまり、自宅を語学学習のトレーニングジムに改造してじっくりと英語にふれる場所にするということです。これは日本にいるうちしかできないことです。実際に留学してしまうと大学での授業や日常会話まで全てが“試合”ですし、ゆっくりと英語の勉強をすることは難しいかもしれません。

<音読はスピーキング/リスニングの基礎体力作り>

 

先ほどから、語学習得とスポーツは似ているものだと述べてきましたが、実際にどんなことを自宅すればよいかというと伸ばしたいスキルによって多少異なります。まずは、スピーキング/リスニングについてです。TOEFL iBTでは スピーキングが導入され、このセクションが多くの人の悩みの種になっていると思います。多くの関連書籍が出版され、様々なテクニックが紹介されています。しかし、英語の勉強を始めたばかりの人はテクニックというよりも基礎体力作りから始めましょう。
スピーキング/リスニング力を上げるために必要なトレーニングの中で最も簡単なものは音読です。音読の方法には色々とありますが、ここでは個々の方法については触れません。しかし、音読をする際に最も大切なことは“意味を理解している文章を使って音読すること”です。英文であれば何でもよいわけではなく、発音、単語、文構造の全てを確認した文章が音読の教材として意味をなしてきます。

特に、TOEFLのアカデミックレクチャーのスクリプトは非常よい教材になってきます。CDによって音声は確認できますし、日本の出版社から出ている場合は、和訳がついているので1文1文丁寧に精読していけば、文構造もわかってきます。これをまずは、自分のペースで音読して最終的には、CDと同じくらいのスピードで音読できるくらいに読み込んでいきましょう。大切なことはCDの音声を“真似る”ことです。あたかも、自分がそのレクチャーをしているかのようにしゃべることできれば最高です。
少し恥ずかしいかもしれませんが、自分の部屋で1人ですることなので思い切ってやってみましょう。何事もうまい人のことを真似ることが上達の一歩だと言われますので、最初は難しいかもしれませんが、毎日続けていきましょう。リスニングについては、音読を繰り返していくうちに自然に身に付いていきます。人は自分が発音できるものはいうまでもなく聞くことができるからです。

<リーディングも反復運動が大事!>

http://putiya.com/sport/soccer/s_6.gif海外の大学に留学した方の多くに大学の授業で最も大変だったことは何ですかと尋ねてみると、リーディングの量が多くて大変でしたということをよく耳にします。私自身の経験と照らし合わせてみても、留学生活の最初の時期は予習のリーディングを終えるのに朝までかかっても終わらなかったということがありました。ここで求められてくるのは、英文をより正確に、速く読む力です。単語や文法などを確認しつつ読むのでは、時間がいくらあっても足りません。

日本語で文章を読むときは単語はもちろん、文構造を意識して読んでいる人はどこにもいないと思います。留学生活では英語を日本語と同じように処理していく能力が必要です。 しかし、これは一朝一夕でできることでは到底ありません。もちろん、英語の文章を読む際のテクニックなどはありますが、まずは、地道な反復練習を繰り返すことにより、英文の処理速度を上げることが大切です。さて、英文を読むためにはどのようなトレーニングをするべきかと言えば、とにかく読む量を増やすことです。しかし、やみくもに毎日新しいものを読むのではなく、音読の際に述べた単語、文構造を常に意識しなければなりません。そして、同じ文章を何回も読むことにより、単語を覚えることはもちろん、文法についても意識しなくても頭の中で自動的に処理ができるようになってきます。つまり、読む量も大切ですが、同じものを何回読んだかというトレーニングの質も大切になってきます。トレーニングの質を高めるためには、同じ英文に対しても脳の異なった部分を刺激することにより、より効果は上がってきます。具体的にいうと、最初は黙読しかしていなかった文を別の日には音読をしてみたり、あるいはタイプしてみたりと形を変えて頭の中で処理をすることが大切です。留学をしてみると、大学の授業や日常会話において同じような表現や単語を何回も聞いて覚えることがあります。それは日常の中に英語があふれているからです。しかし、日本で学習している場合は英語によるインプットは限られているので、前述のようなことはあまり起こりません。そこで、意識的に同じ単語や表現に出会う機会を作るためにも、リーディングの反復練習は欠かせません。

<英語学習もエコの時代>

近年、地球環境を守るために、リサイクルの大切さが叫ばれていますが、英語学習においてもリサイクルは大切なことです。しかし、ここでいうリサイクルとは、教材に使われる紙を再生紙にしましょうだとかいうことではありません。英語習得のためには、いくら文章を読んでもいくらCDを聞いてもかまいません。しかし、ただ多くの教材に取り組んだとしても実は効果は上がってきません。大切なのは反復練習です。人間は忘れる生き物です。しかし、これは短期の記憶について言えることであって長期の記憶では少し話が違います。人間は一度忘れたことを思い出すことによってその物事は記憶の中に定着していきます。単語にしても、文法にしても、英語を習慣として記憶の中にとどめておくには“忘れる”“思い出す”の反復作業をして行かなければ習慣として身に付きません。よく、学校のテストでは英語の成績はよかったのに今は全然だめという人がいますが、それは覚えた知識が短期の記憶の中しか留まっていなかったからです。沢山の教材を買い込んで消化不良を起こすのではなく、同じ教材を時間をおいて何回も取り組むことによってそこで得られた知識は定着していきます。余談ですが、教材のリサイクルをすれば、紙の節約にもつながって地球に優しい英語学習者になれるかもしれませんね。

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JSAFでは出発前の派遣生を対象に、ネイティブ講師による英語研修を実施し、渡航後の学習に備えるための準備をします。出発前英語研修のようすはこちらをご覧ください

>>>2009年10月/第2回コラム(英語勉強 ミクロ・マクロ的視点)

>>>2009年7月/第1回コラム(語学の習得はスポーツと同じ!)

 

 

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