
同窓生からこれから出発を考えるJSAF派遣予定の後輩に向けてメッセージが寄せられています。
2010年留学コラム
■VOL1 田口 智也さん テーマ:「留学と就職活動」
田口 智也さん(JSAF8期生)
上智大学新聞学科4年生 カリフォルニア州立大学チコ留学
上智大学でジャーナリズムを専攻している田口さんは、留学先のカリフォルニア州立大学チコで、ジャーナリズムのクラスを中心に履修し、また現地の学生新聞や映像作成の活動に参加するなど、様々な功績を残してきました。現在(2010年)4年生の田口さんは就職活動を終え、3月から映像制作会社での勤務を予定しています。留学を就職活動のために最大限活用し、また精一杯努力してきた田口さんから、今回は「就職と留学」についてコラムを書いて頂きました。
Q1.内定先の企業について、業種、仕事内容などを教えて下さい。
テレビ番組の制作。制作職での採用なので、最初はアシスタントディレクターとして番組制作に関わり、将来はディレクターを目指します。
Q2.留学されたスケジュール(何年生から、休学したか、何年生の時に帰国したか)と、帰国後就職活動を始めたタイミングを教えて下さい。
日本の大学で3年生を終えた時点で1年休学して就職活動も1年遅らせて留学しました。帰国後は日本の大学の4年生に復学し、すぐに就職活動を開始。(インターネットを通してウェブエントリーやエントリーシート提出などは留学中から開始していました。またボストンキャリアフォーラムに参加して実際の面接なども受けました。)
Q3.どのような職種、業種/業態の企業にアプライしましたか?全部で何社くらい受けましたか。
テレビ・新聞・通信・出版・映画などのマスコミ業界を中心に、そのほか商社、食品、メーカー、不動産、アパレル、運輸などの企業にもアプライしました。エントリーシートを提出した企業は50社以上。
Q4.就職活動を始めるタイミングとして、留学したことがマイナスになったことはありましたか?
留学中にちょうどリーマンショックが起き、前年まで比較的採用活動が安定していたのが、その年から就職氷河期に突入してしまいました。全体的に採用人数が減り、意中の企業が採用を見送るということもありました。またマスコミ業界などは採用時期が早いこともあり、面接を受けられないことや、準備が不十分だったこともありました。多くの日本の学生が夏から秋にかけて準備段階として参加しているセミナーやインターン、会社説明会やOB訪問などができず情報収集の手段がインターネットのみだったことも大変な点でした。日本で3年生を終えてから留学する場合、帰国から本格的な就職活動を開始するまでの期間が短く、単純に時期的なことを考えた場合はマイナスになることも少なくないかもしれません。
Q5.面接では留学経験について質問されましたか?また具体的にどのように聞かれ、どのように答えましたか?なるべく詳しく教えて下さい。
英語力はどの程度あるのかは何度か聞かれました。そのときは留学中に英語を積極的に使う努力をして英語力を磨いたことを強調し、そこから紹介したいエピソードなどにつなげて自己アピールするようにしていました。テレビ業界に関しては、面接官のほうから留学について聞かれることはあまりありませんでしたが、自己アピールや学生時代がんばったことを聞かれたときに留学のことも話していました。特にジャーナリズム科で映像の授業を履修し、学内のフィルムフェスティバルに出品したことなど、映像制作に積極的に取り組んだことをアピールしました。
Q6.就職活動のため、留学中に心がけたことや、履修した授業で工夫したことなどを教えて下さい。
就職活動で武器になる引き出しを増やすことが留学の大きな目的のひとつだったので、留学中は履歴書に書ける実績を作ることや、面接などで使えるネタをつくることを意識していました。そうすることで面倒なことや気が進まないことも、就活のためと気持ちを切り替えて挑戦することができ、それによって新たな友人ができたり、別のアクティビティを紹介してもらえたりと、結果として英語の上達にもつながったと思います。授業選びに関しては、目指す業界と関連のある映像の授業をとるため、留学生が履修できないクラスを教授に直接許可を得て登録させてもらいました。またサッカーのクラスを履修し、そのとき日本人が自分ひとりで最初はパスもまわってこないなか徐々にチームメイトとの関係を築いたことを、後の面接で協調性や行動力をアピールするエピソードとして活用できました。
Q7.留学中の経験と就職活動を振り返って、就職活動に留学がどのように影響を与えたと思いますか?また、一番のメリットを挙げるとすればどのようなことですか。
内定をいただいたテレビの仕事に関していえば、留学によってその仕事への本気度をアピールできたことが大きかったと思います。日本の大学でも映像系のサークルに所属していましたが、さらに深く学ぶために留学したことを強調して、映像の仕事への熱意や一貫性に説得力を持たせることができたと思います。それに加えて留学しなければ体験できない自分だけのエピソードを得ることができたことが大きな収穫でした。面接などでアピールしたいポイントが他の人と同じでも、それを裏付ける具体的なエピソードが個性的なほうがより面接官の目にとまりやすくなるはずです。そのオリジナルなエピソードを得るチャンスが自分次第でたくさんあることが、留学のメリットだと思います。
Q8.最後に、留学を考えている後輩たちにメッセージをお願いします。
留学することで時期的な面で就職活動に不利な面もあるかもしれません。しかしその分、留学の経験から自分をアピールするポイントを得ることができるチャンスもあります。留学と就職活動との関係が気になるときはいろいろな人に相談して体験談などを聞いてみると参考なると思います。

映像クラスで編集中
サッカーのクラス チームのメンバーと
田口さん、ありがとうございました。これからのご活躍も期待しています!
留学コラム バックナンバー
2010年留学コラム
■VOL1 「留学と就職活動」
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2009年留学コラム
■VOL8
「米国ユタ大学学部 留学を通して得たもの」
■VOL7
「アメリカ有名大学進学について2」
■VOL6
「通訳資格、TOEIC、英検、留学は資格取得にどう役立つ?」
■VOL5
「アメリカ大学進学について1」
2008年留学コラム
■VOL4
「留学とキャリアデベロップメント2」
■VOL3
「留学とキャリアデベロップメント」
■VOL2
「留学後の就職活動について」
■VOL1
「学部留学を通して得たもの」