○ 留学生活を振り返って
(1)留学の目的は何でしたか。
色々な経験すること(アメリカの大学生活、異文化交流など)。英語だけを学ぶのではなく、英語を使って自分が日本の大学で勉強していたこと(社会学や心理学)をさらに学ぶこと。
(2)上記の目的は達成されましたか。
はい。
○ 学部で履修した全ての科目について、学期を振り返ってお書きください。
科目名:PSY210 Psychology across cultures
成績:B
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど): 主にレクチャー、またグループワークでのプレゼンテーション。生徒30人で、クラスディスカッションが盛んでした。
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど):
Attendance/Participants 30points, Intercultural Interview 50points, Group projects (Paper&Presentation) 120points, Exams 300points(100×3回). の500点満点でファイナルグレードが決まります。
Intercultural Interview は自分と異なる文化背景を持っている人物に対して、多様な観点から(宗教、家庭環境、教育制度など)意見を聞き、いかに属する文化がそのひとの人生に影響を与えているかを分析してレポートにするものです(ダブルスペースで7ページ程度)。
グループプロジェクトは授業でカバーしていないものを自分達でサーチして30分のプレゼンテーションを行い、7ページ(ダブルスペース)のレポートを提出。試験内容はレクチャーやテキストのチャプター(一回のテストで約4、5チャプター)をカバーしたものでmultiple choiceでした。
授業を通して学んだこと(授業内容):
正しいとされている様々な心理学のデータは主にアメリカの大学生を対象に調査したものから生まれています。しかし果たしてそのデータは異文化においても正しいものなのか?この観点から新しく見直すcultural psychologyの授業でした。文化間における習慣、教育、宗教、家庭環境の違いなどを多方面から考えました。その点で、この授業は心理学ですが社会学的要素も多く含んでいたと思います。特に移民の家庭環境や困難などは、自分が日本で勉強していた分野だったのでとても興味深かったです。また、留学生という自分自身を、新たに客観的な視点から分析することも出来て面白かったです。(こんなに文化が違うのだから、自分が当たり前とする価値観がアメリカ人と一緒ではないのはちっともおかしいことではないんだなぁ!と何度も思うことがありました。)
それにしても、人間は自分の気付かないうちに周囲の環境や属する文化の影響を多大に受けているものなのだと実感しました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
1チャプター60ページ程度とリーディング量が多かったけれど、全体的に楽しい授業でした。異文化間の違いに興味を持つ生徒が受講しているということもあり、その中で日本からの留学生という周囲と異なるバックグラウンドを持って参加している私は意見を言いやすく居心地が良かったです。たまたま親しい友人が最初から同じクラスにいたこともあったかな。
グループプロジェクトは3人で行ったのですが、とても仲良くなり授業外でもよく遊びました。
科目名:PSY221 Social Psychology
成績:C
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど): レクチャー、130人生徒がいる大きなクラスです。
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど):
250点満点のテストが5回(一回につき4チャプター)あり、その中で一番点数が悪いものをドロップして1000点満点です。
グレードは全てテストの結果のみからつけられて、AttendanceやParticipation, Paperなどが全く無い授業でした。
授業を通して学んだこと(授業内容):
これも同様にリーディング量(1チャプター70ページくらい)が多い授業でしたが、Social Psychology は自分の大好きな分野のことだったので、読むのもほとんど苦になりませんでした。人は何故恋に落ちるのか、自然災害時などの極限の状況下にいながら何故人は他人を助けようとしたりするのか、などとても魅力的な疑問について社会心理学の観点から勉強できました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
講義やテキストなどの内容は楽しかったのですが、評価方法が全てテストの結果のみで毎セメスター2割の人がFをとるというのを聞いて当初とても不安でした。大人数のクラスでしたので、直接先生というよりもTAを利用することが多かったです。テストはmultiple choice40問と大きなエッセイ2題で構成されていましたが、私はTAに相談し先生と話した
結果、エッセイのパートをmultiple choiceに変えてもらえました。
Multiple choiceはトリッキーなものが多かったのでテスト勉強も少し苦労しました。
しかし、それでもこの授業はとって良かったなと思えた、楽しいものでした。
科目名:GER105 Everyday spoken German
成績:B+
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど): なんと表現すればいいのでしょうか、語学の授業です。
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど):
Chapter Test (oral) 35%, Short quiz 25%, Summaries of the Video Series 20%, Final exam 20% です。
授業を通して学んだこと(授業内容):
今まで日本でもドイツ語を全く勉強したことがなかったので、全て新しいことを学びました。2時間を週2回で宿題が膨大な量毎回出たので必死に勉強しました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
言語は勉強したら絶対に出来るようになる、という勝手な自分の考えを信じて必死に勉強しました。英語を使って外国語を勉強するのは難しいかな、とも思いましたがドイツ語と英語は多くの共通点があって逆に取り組みやすかったです。外国語を勉強するという点では、アメリカ人の学生も同じスタートラインから始めているので、私は何だかそれが新鮮で嬉しかったです。とにかくドイツ語のリスニングCDを沢山聴いて、復習をしっかりして、覚えたフレーズはドイツ語が話せるアメリカ人(結構いたんです!)の友達に練習相手になってもらって使ってみました。
せっかくなので、日本に帰ってからもドイツ語を勉強し続けてみたいと思っています。
科目名:ENG109 English for International Student
成績:C
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど):15人程度の小さなクラス、レクチャーとディスカッション
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど):
Participation/Attendance, Paper( 6ページ以上の大きなものが5回、後は2ページ程度の小さなものがほぼ毎日)、Middle/Final exam
授業を通して学んだこと(授業内容):
私は一年間だけの留学生ということで必修ではなかったのですが、前期にこのような英語関連の授業をひとつも取らなかった結果、心理学などについてのペーパーを沢山書いている中で果たして正しい文法を使って書けているのだろうかと思うことがありとってみることにしました。毎回出したペーパーを丁寧に先生が添削してくれる他、ペーパーのテーマもアメリカの時事問題など身近なものが多かったため取り組みやすかったです。毎日ペーパーを書くことでwritingに対しての抵抗のようなものが全くなくなったのは大きな成果だと思っています。またNew York Timesを毎日読むことが求められました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
毎日新しいペーパーを書きつつも、以前書いたもののリバイズも同時にしなくてはいけなくて、他の授業が忙しくなった時などは多少イライラしました。周りが留学生ということもあり、マイペースに居心地よく頑張れたと思います。トピックによっては書くのが楽しいと思うことも多くなりましたし、結果的にwritingに専念できる授業をとって良かったと思っています。
○ 履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について教えて下さい。
エッセイ・ペーパー
科目名:PSY210 Psychology across culture
題材:Intercultural Interview
内容:フランス人の留学生の友人にインタビューしました。内容は上記の通りです。宗教、政治、教育制度、家族についての考え、生まれた国や出身地、幼少期の経験などについて尋ねた上で彼女の人生観をそこから分析しました。
大変だったこと、やり遂げての感想:
3時間ほどインタビューをしながら同時にメモを取り、それを7ページ程度のペーパーにまとめるのは苦労しました。フランスとアメリカ、そして日本という3国間の文化の違いがここまでもあるのか、ということを改めて実感する良い機会になったと思います。頑張った分、よい評価をもらえた時はすごく嬉しかったです!
プレゼンテーション
科目名:PSY210 Psychology across culture
題材: 授業でカバーしていないトピックを自分達で決めてサーチ、プレゼン。グループプロジェクトです。
内容: IndividualismとCollectivismについて
大変だったこと、やり遂げての感想:
グループプロジェクトということで、メンバーとはすごく仲が良かったものの、足を引っ張ってはいけない!というプレッシャーが常にありました。特にプレゼンテーションは(自分の担当したパート)たった10分程度でしたがとても緊張しました。前夜からとても不安でソワソワしていた私を、色々とルームメイトが励ましてくれたのが印象に残っています。無事に終えた時は何よりも嬉しかったですし、それを経験した分少し自信もついたと思います。
○学部授業を総括して、日本の授業と違う点、アメリカの授業の特色、自分が感じたことなどを自由にお書き下さい。
とにかく勉強したな、と思います。
後期は精神的にも語学力的にも比較的余裕がでたものの、前期は文字通り四六時中勉強していました。私はグループワークからくるプレッシャーが一番苦手でした。留学生としての立場と、周囲と同じように完璧にこなしたいという思いの狭間で、自分で言うのもなんですがよく頑張ったと思います。
アメリカの授業は、テストやペーパーだけでなくクラスディスカッションなどで常に自分の意見を発言することが求められる点で日本の授業とは異なりました。ただ教授がみんなとても親身で、色々と話を聞いてサポートしてくれて、すごく助けられました。日本の大学の教授よりも話しかけやすかった気がします。
些細なことでも何か困ったことがあったら、教授に相談してみたらいいと思いました。柔軟に対応してくれます。
○英語力についてお書きください。
(1)留学開始当初と比べ英語力はどのくらいついたと感じますか?(その理由)
スピーキング、リスニング、ライティング、どれをとっても大分上達したと思います。
最後の2ヶ月は特に、英語がまるで自分の母国語のように話せるようになったし、何も考えずに頭で思ったことがそのまま口に出ているようになっていました。それを自分で実感すると同時に、周りの友人や教授(特に去年からの私を知っている人達)に「英語がすごく上手になったね」って感心してもらえることが多くありました(これは本当に嬉しい!)。
(2)英語力上達のために、工夫したこと、努力したことを教えて下さい。
大学の授業を真剣に取り組んでいく中で自然と英語力(特にリーディング)はつくと思います。
それ以外に私は趣味で洋雑誌を読んだり、洋楽を聴いたり、テレビを見たりと全てもので自分を英語漬けにしていました。でも何よりも一番は、とにかく沢山英語を喋ることだと思います。会話の中で何か分からない言い回しなどがあったら積極的に聞いて次は自分が使ってみたりしました。
○学生生活についてお書きください。
(1)1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい。
月から金曜は授業(大抵一日に2コマか3コマ入っています)で、図書館に多く通いました。後期は時間を見つけては(週2、3回)レクセンター(ジム)に行って運動。金曜の夜は友達と外食したりお出かけしたりして遊び、土曜は少し遅く起床(11時頃)しブランチを食べて、午後は勉強、夜はほぼいつも友達と遊んでいました。日曜は早めに起床して終日お勉強です。
(2)友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。変化はありましたか。
親友3人(アメリカ人の女の子、男の子、フランス人の留学生)、ルームメイトと特に仲良くしていました。平日は一緒にお昼や夜ご飯を食べて、週末は外食したり映画を見に行ったり、パーティーに行ったり、バーに行ってダンスをしたりして遊んでいました。
前期のルームメイトと気が合わなくて寮を出ましたが、新しいルームメイトとはすごく気が合って楽しかったです。気が合うクラスメイトとはクラスの外でランチやコーヒーをしたりもしました。他に寮の友達と比較的多く交流することが多く、平日の夜は色んな子とリビングで話したり部屋を訪ねあったりしました。
(3)留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。
良い思い出も、悪い思い出も本当に沢山あります(笑)本当に濃い10ヶ月間でした。
なかなか選べないですが、良い思い出は・親友達と過ごした毎日(お互いのことを何でも話し合っていました)・ルームメイトとベッドに寝転がって夜更かししながらのお喋り(毎日一緒に起きて眠って、友達とはまた少し違い家族みたいな大切な存在になりました)・テキサスのホストファミリーと一緒に過ごした冬休みと春休み(アメリカのお母さんとお父さんです!出会えたことに心から感謝しています) などかな。
大変だった思い出は、まずはとにかく渡米後の2、3ヶ月です。莫大な量の宿題と色々なプレッシャーから毎日泣きたい気持ちでした(笑)、他には最初のルームメイトと上手くいかなかったことにも随分頭を抱えました(今となっては良い経験かな)、あと最後に肌アレルギーを起こして顔が普段の3倍くらいに腫れて病院へ急患で行ったこと、です。
(4)一番の息抜きの方法は何ですか。
もともとお喋り好きなので、とにかく友達と喋ることかな。
他には大学の周りを夕食後にウォーキング、ジムでエクササイズ(特にjazzerciseに熱中していました)、週末はバーに行って踊る、暖かくなってきてからは晴れた日は外で日向ぼっこ、など。あと、洋雑誌を読むのも難しいテキストを読むのが嫌で仕方なくなった時にはいい気分転換になりました。
(5)携帯電話について、購入方法、料金プラン、毎月の料金など情報を教えて下さい。
携帯は大学内にある電話センターで購入しました。本体は25ドルくらいでノキアのものを使っていました。料金プランは基本月15ドルだったと思います。携帯電話はやっぱり必要だと思います。メールよりも電話をよくしていました。
(6)日本から持っていったノートパソコンの使用頻度や必要性、またどのようなことに使っていたか(授業の課題、リサーチ、音楽、スカイプ等々)について教えて下さい。
日本からのPCも必須だと思います。日本人がほとんどいない大学だったため、日本語が打てるPCを大学内に見つけたことはありませんでした。図書館に行くのが面倒くさい時は自分のPCでペーパーを書いたり、音楽の管理をしたり、航空券の購入をしたりと活用していました。
(7)日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。
前期は2,3週間に一回。後期は一ヶ月に一回くらい国際電話。メールもよくしていました。
(8)大学のサポートセンター(ライティングセンター、チューターなど)は利用しましたか。
利用した場合、勉強を進める上で役に立ちましたか。
利用していませんでした。
ライティングで心配な時は提出前にアメリカ人の友人やルームメイトに見てもらいました。
○ 留学全体を総括してお書き下さい
(1)留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。
英語力は言うまでもなく、精神的にタフになったと思います。以前は心配性でしたが、今はあまり小さなことにくよくよしたりせずに余裕をもって大きく構えられる様になりました。大抵のことを耐えられる・乗り越えられるだろうという自信が新たに付いたとも思います。
(2)留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。
出発前のイメージは漠然としていました。現時点のイメージでは、アメリカは自由と自立/責任の国だと思います。留学先のオハイオ州と休暇中に約一ヶ月いたテキサス州はまるで違う国にあるように見えるほど相違があったので、まだまだ他の州にも行ってみたいです。
○ これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。
2010年3月卒業予定です、その後は就職します。
就職活動の前に、今年の夏はインターンシップに応募しようと考えています。
○ 同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。
マイアミ大学では勉強をする環境がきちんと整っています。留学生の数やcultural diversityが他大学と比較するとかなり少ないため、自分だけが日本人であると意識することが当初は多くありました。しかし慣れてしまえば気持ちの持ちよう、日本人というだけで目立てるのはお得なことだったと思います。みんなと違う分、色々と興味を持ってもらえます。
オハイオ州の田舎・カレッジタウンに位置していることは確かですが、必要なものはみんな揃っていましたので(私は都会で生まれ育ちましたが)特に不便だと思うことはありませんでした。最低限の注意を払っていれば安全ですし、自然にも恵まれています。私はマイアミ大学を留学先に選んで本当に良かったなって思っています!
○ 上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。
留学の準備を渡米の約1年前から始め、大学生活を想像してはドキドキし、渡米後は本当に泣いて笑って勉強して遊んでの怒涛の毎日でした。そして帰国後の今これを書きながら振り返って思うのは、本当にあっという間に過ぎた濃い10ヶ月間の留学生活だったということです。留学中の私のモットーは“後悔しないように、やりたいことは全てやる”でした。少しでも気になることは全部挑戦しました。やって良かったと思うこともあれば失敗したと思うこともありますが、そこから身をもって経験したことによって多くを学ぶことができたと思います。また、この留学を通して人の優しさを多く感じました。友達やルームメイト、ホストファミリー、大学の教授に至るまで、本当に多くの人と辛いときや楽しいときを共有しました。全てを投げ出して泣いてしまいたいと思うとき、幾度となく支えられました。彼らと一年前はまだ出会っていなかったと思うと不思議な気持ちです。
どんな出来事も今となってはみなきらきらして見え、きっと私はおばあちゃんになってもずっとずっとこれらのことを鮮明に覚えていると思います。日本に帰国後も、留学していた時と同じように頑張って、毎日を精一杯生きていきたいです! |