2005年度派遣生(2005年秋WSP参加)


2005年度派遣生(2005年秋WSP参加)

今まで日本では受けたことのない授業形式及び内容ばかりだったので、全体を通して本当に楽しく学ぶことができました。自分が今現在興味のある分野に当てはまるプログラムがあれば、間違いなく刺激的で楽しい一時を過ごせると思います。

International Business and Trade

1. 留学目的について
もう少し独立したタフな人間になるため。また、世界から見た日本を知りたかったため。

2. 留学目的は達成されたと思いますか?
他の日本人留学生の方や、他国からの留学生がとても積極的に過ごされているのを見聞きすると、自分は全くもってまだまだだと思います。

3. インターンシップについて
@インターン先について教えてください。
United States Chamber of Commerce(米国商工会議所)です。

Aインターンシップ先はどうやって見つけましたか?
このインターン先は、学校が主催するインターンシップ用のイベントで見つけました。

B 決まるまでにどれくらいの企業にアプライしましたか?
全部で10社くらいにはコンタクトを取ったと思います。

C インターンのスケジュール・仕事内容・職場環境を教えてください。
スケジュール: 毎週木・金曜日の定時(8時半から5時半ごろ)です。

仕事内容: 基本的なデータベースのアップデートや、イベント用の資料の作成; 日本やアメリカでの政治経済に関するニュースの調査、まとめ、報告; イベントへの参加、補助

職場環境: パソコン、デスク、電話、筆記用具など必要なものは一通りすべて揃っています。コーヒーやジュースなどを買う休憩所あり。僕の働いている部屋には窓がないのが玉に瑕です。

D インターンで印象に残ったことを教えてください。(日本企業の違いや仕事のやり方など)
仕事はハイペースな日もあれば、ゆっくりのときもあります。仕事は基本的に自分から求めていかないと暇をしてしまいます。また、一つの仕事を終わらせるまでの期限やゴールを自分で予め定めなければ、ダラダラしてしまいます。リサーチをしているときは知識の面において本当に勉強になりますし、本当に必要な情報だけを効率的に探索し選別する力がつきます。イベントに参加しているときは、実際のビジネスが動いていく現場を見られます。特にこのインターンでは、政治と経済が融合したイベントが多く、学校における理論的な勉強が本物のビジネスの現場で必要であり、且つ実際に活きる場面を目撃できたことはタメになりました。そして一番印象に残ったことは、仕事とプライベートの線の引き方です。日本でもよく聞くことですが、こちらでは本当に仕事とプライベートが分かれていて、ランチなどは一緒にとっても仕事の後に一杯飲みに行くというようなことは基本的にないようです。

4. レクチャー・課題の一例をあげてください。
レクチャー: クラスによって違いますが、私のクラスでは、講義は基本的に予習してきた教科書の中にあるビジネスケースに関してのディスカッションで、理論などに関する講義はあまりありませんでした。例としては、「P&Gがどのように日本で成功を収めたか」や「松下電器とフィリップスの世界戦略の比較」などです(教科書に解説があります)。

課題: 
@自分で一つ国を選び、その国におけるビジネスチャンスを分析するレポート(自分でアポイントメントを取って、その国の大使館に取材に行きます) 
A世界をいくつかの地域に分けて、@で調べた自分の国が属する地域におけるビジネスチャンスについて、同じ地域に属するクラスメートと一緒にグループプレゼンテーション 
B自分が割り振られたASEAN、NAFTAなどの地域協力機構についてグループプレゼンテーション 
C自分のインターンしている会社とそこでの自分の経験を紹介するプレゼンテーション 
D指定された本を読み、その内容に従う形で、自分のインターンしている会社の企業文化を分析するレポート の5点が課されました。

5. 印象に残ったゲストスピーカーについて教えてください。
特に印象に残っているのは、ブルッキングスというシンクタンクでのパネルディスカッションです。テーマは「持続可能な発展」についてで、パネリストとして、ドイツ、フランスのdevelopment bank、日本の国際協力銀行、ナイジェリアの金融大臣、そして国際金融公庫から各一人ずつ参加して議論が交わされました。

印象に残った理由として、
@自分がこの分野に興味があった
A日本のビジネスマンが海外の公の場で働いているのを初めて見た
Bアメリカ式の公の場におけるディスカッションの進み方を見られた
C某有名コンサルティング会社など、いろいろな機関から人々が本気で情報を得ようと議論に参加しに来ている現場を見られた の4点が主に挙げられます。

6. どのように成績評価がつきましたか?
前半8週間と後半8週間で別々に50%ずつ成績を評価する方式です。シラバスに細かく一つ一つの課題に関する評価の割合が書かれています。

7. クラスメイト構成(国籍、全体の人数)
全体25人=ドイツ7人+フランス6人+コロンビア4人+アメリカ4人+ドミニカ1人+ネパール1人+ベトナム1人+日本1人

8. 担当教授との関係
とてもフランクな関係です。日本で想像する「教授」というイメージからはかけ離れていて、生徒と本当に仲良くしてくれています。教授は長らく金融関係のビジネス畑を歩まれてきた方で、今回がWSPで教える初めての学期らしく、すべてが模索中という感じです。またスケジュール組などで少し(結構?)いい加減なところがあり、そういった点はクラスメートから評判が良くないです。完全な余談ですが、カリフォルニアの横浜銀行で過去に2年働かれた経験があるそうです。

9. 課題の提出などで1日平均何時間くらいの学習が必要でしたか?
最初は教科書を丸読みするなどして予習していたため時間がかかりましたが、授業の進み方をつかんでからはそれほど苦労しなくなりました。大体週末に3時間するかしないかというところだと思います。課題の前には徹夜などしましたが、しっかりと計画を立ててできる人ならそういうことはないと思います。

10アメリカン大学テンリーキャンパスの施設、雰囲気について教えてください。
テンリーキャンパスは本当に小さく、キャンパスという感じではありません。ですが、本キャンよりも駅に近く、また本キャンに行くにもバスがあるので、むしろ本キャンよりも便利で良いと思います。施設は、小さめのパソコン室、コピー室などあります。ただし勉強する空間があまりないので、勉強するなら本キャンの図書館などを利用したほうが集中できると思います。

11.寮生活
@ ルームメイトとの関係は?
基本的に何の問題もなく仲良くしています。ご飯などよく一緒に食べに行きますし、文化の面などいろいろと学ぶところが多く面白いです。

A 寮の食事
ミールプランは、以前参加された方々の情報を元に、一番少ない75食にしたのですが、正解でした。寮の食事は、バリエーションも味もイマイチで正直飽きます。DCにはいろいろな世界の料理屋が集まっているので、そういったところを食べ歩くのも面白いと思います。

B住み心地・設備
部屋の大きさは部屋によって違い、どこの部屋になるかは運だと思います。私の部屋は運悪く、他の部屋に比べて圧倒的に狭いです。それでも慣れてしまえば特に何も感じないので大丈夫だと思います。また、ワイヤレスネットワークが寮全体にきいていますし、有線用のソケットもあり便利です。シャワーしかなく湯船に入れないのが、日本人には辛いところでしょうか。

12.大学のある街についての感想をお知らせください。
地下鉄やバスの駅から近いのでとても便利です。DCは小さい街なので、地下鉄とバスがあればどこにでも行けます。寮の周辺だけでも食べ物でも電化製品でも何でも不自由することはまったくありません。治安も良くとても過ごしやすい街です。ちなみにキャンパスのすぐ近くに巨大な日本大使館があります。

13.インターンシップに課題と忙しいプログラムですが、日々の時間配分をどのようにすごしましたか?
授業が月〜水、インターンが木、金という、金曜仕事が終わって週末に入るという比較的メリハリがつきやすいルーティーンだったのでやりやすかったです(クラスにより違いますが)。ですので、金曜の夜と土曜日は主に休んで、日曜日に次の週の授業に向けて準備をするという形で過ごしていました。

14.休み中、息抜きでスポーツをしたり小旅行などに行きましたか?
運動はルームメイトとたま〜にキャッチボールをする程度で、ほとんどしていません。。ただ本キャンにはそれなりのジムもありますし、DCの街中を走るのも面白いと思います。冬は寒いですが、それでもナショナルモールのあたりでは本当にたくさんの人がいつも走っています。また、サンクスギビングにはニューヨークへ行きました。ニューヨークへはバスで4時間強、料金も往復で40ドルと本当にお手ごろで、週末のちょっとした時間を利用しても気軽に簡単に行くことができます。

15.このプログラムに参加して有意義だと感じたこと、大変だったことをそれぞれひとつ教えてください。
有意義だったこと: 
DCという街自体が、モチベーションを上げるのに最適だと思います。私の場合には、この街に住んで勉強をし、さまざまな人から話を聞いたことで、既成観念の壁が薄れ、物事の考え方が変わったと思います。日本から友達が来たときに、自分が昔持っていたような日本的な考えによって、自分も当初経験してきたいろいろなカルチャーショックを受けているのを見て、やっぱりものの考え方が少し変わったなと再認識しました。

大変だったこと: 
やはり最初は英語で苦労しました。私は語学研修を受けてからの受講でしたが、語学研修所ではネイティブスピーカーよりもむしろ他の留学生と接する機会が格段に多いので、やはりネイティブの英語に慣れるのに最初は苦労しました。そういう意味では、最初から学部でアメリカ人とともに勉強するほうが英語の上達は早いかな、と思います。

16.最後にこのプログラムの総合的な印象を教えてください。
自分の専攻と違うプログラムを受講したということも手伝って、今まで日本では受けたことのない授業形式及び内容ばかりだったので、全体を通して本当に楽しく学ぶことができました。自分が今現在興味のある分野に当てはまるプログラムがあれば、間違いなく刺激的で楽しい一時を過ごせると思います。

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